登山の日記。野鳥や星空もやります。
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スイスアルプス グリンデルワルト5
6月19日

フィルスト

グリンデルワルトに戻ったのは、午後2時半でした。ホテルでインスタントの昼ご飯を食べて少し休憩。寝ようかとも思いましたが、どうしても一日目に行けなかったフィルスト展望台が気になったので、少しハードスケジュールにはなりますが、そちらへ行くことを決心しました。フィルストは、2,171mの展望台で、グリンデルワルトからゴンドラで30分のところにあります。アルプスのパノラマが見られるということで、人気も高いところです。到着したのは3時半。最終の帰りのゴンドラを考慮すると、バッハアルプゼーという湖まで歩いて戻ってくるには少し時間が足りなかったので、開き直ってのんびり昼寝でもしながら、アルプスの景色を楽しむだけにとどめることにしました。

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私がここフィルストにこだわったのには大きな理由があります。それはスイス旅行の準備をしていた時にウェブページから入手したPCのデスクトップ用の壁紙が、バッハアルプゼー越しのシュレックホルンを撮った景色だったからです。急峻なシュレックホルンがガラスの様なバッハアルプゼー(湖)に完全に逆さまに映し出されている姿は、絵に書いたように美しい印象を与えました。その景色を何としても見たかったのです。でもそれと同じ景色は、時間の制約で見れないことが判明したので、シュレックホルンだけでも見れないかと祈るような気持ちでゴンドラに乗ったのでした。あいにく頂上には雲がかかって、シュレックホルンは見れませんでした。

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目をグリンデルワルト方面に向けると、とても小さな村がそこには存在していて、その町並みと緑の高原と更にアイガーを始めとするアルプスの山々とのコントラストは、表現しがたいほど美しいものでした。また、パラグライダーを楽しんでいる人々もいます。こんな谷底へまっ逆さまに落ちそうな場所からよくも飛べる人がいるものだと感心しましたが、そのパラグライダーがふらふらと描く軌道を眺めるのをしばらく楽しんでいました。

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ヴェッターホルン(3692m)は、ほぼ雲がかかっていなくて、綺麗な山容を私に見せてくれました。時間にも余裕が出たので、山の様子をスケッチしました。しばらくすると、何とそれまで雲に覆われていたシュレックホルン(4078m)が姿を見せたのでした。私はつくづくラッキーだと思いました。その尖った山頂と流れ出す氷河がはっきりと見えたときには、感動すら覚えました。

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この日の夕飯は、昨日のステーキのショックもあり、インスタントで済ませました。インスタントといっても、白米にカツ丼のもとをかけた立派な料理です。例によって、コンフェデ杯を見てくつろいだ後、昼間に仲良くしてもらった女子二人組にホテル近くのユースホステルに招待されていたので、ユースのテラスで軽く飲むことに。他にもユースには日本人がたくさん泊まっていて、にぎやかでした。二人とも会社を辞めて、これから三ヶ月間ヨーロッパを放浪するということでした。「人生のリセット」これが我々に共通する気持ちを表現していました。この旅行が人生に訪れた良い転機だったと後で振り返ることができれば良いなと思いました。グリンデルワルトのユースホステルは、素晴らしい立地にあって、夕陽に燃えるアイガーはとても印象的でした。こんな贅沢な酒の肴もあるものだなと思ったのでした。

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[グリンデルワルト

thema:トレッキング - genre:趣味・実用


スイスアルプス グリンデルワルト4
6月19日
ユングフラウ4158m メンヒ 4099m アイガー 3970m - ベルナー・オーバーラント - 
Mt.Jungfrau, Mt.Monch, Mt.Eiger - Berner Oberland

ユングフラウヨッホ その2

いよいよ頂上のユングフラウヨッホに到着すると、いくつかのスポットを一緒に廻ることに。ユングフラウヨッホは、標高3454mあって、ヨーロッパでは鉄道駅としては最高地点です。最初にスフィンクステラスという展望台(3573m)に出ます。アレッチ氷河の眺めは、圧倒するほどの神秘さを持っていました。氷の厚さは1000mもあるそうです。遠くの山が幾重にも連なり、そこへ氷河という氷の塊の河が流れ込んでいるのです。河といっても決して動かない。これは何万年もの時をかけてゆっくり動く河なのです。人間の存在がとても小さいことを感じる瞬間でもありました。

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ユングフラウヨッホ・スフィンクステラスからの眺め ~ アレッチ氷河(世界遺産)

その後、氷の宮殿という、少し?な場所へ移動しました。何故こんな山頂に、札幌雪祭の様な氷像が並んでいるのかは、不思議でした。もう一つの見所は、氷河に近い雪原へ出られることです。風が強いので、すぐに展望台の室内へ戻ることに。展望台からはもちろん、メンヒやユングフラウを見ることができるのですが、この日はあいにくユングフラウの全体像とお目にかかることは最後までかないませんでした。メンヒだけはなんとか姿を見せたのでした。こんな感じ。

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しかしよくもまあスイスの人々は、こんな高いところまで鉄道を引いて、しかもこのような展望台を作ったものだと感心してしまいます。工事が始まった頃、日本ではまだ明治時代だったというから驚きです。スイスの登山鉄道やゴンドラの技術力はかなりな高水準なのだそうです。

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巨大な氷河の氷 結構黒かったりします

展望台もいくつかの要点スポットを回り終わると、11:00の下山列車に乗り下ることにしました。クライネシャイデックの手前にアイガーグレッチャーという停車駅があります。そこで下車し、クライネシャイデックまではハイキングコースを歩くことにしました。

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これはガイドブックでもよく薦められている人気コースでして、「花畑の中を歩き、氷河やユングフラウ三山の眺めの素晴らしいコース」といううたい文句の通りでした。写真で遠くに見える駅がクライネシャイデックの駅です。あそこまでがハイキングコースです。

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ユングフラウは相変わらず姿を見せないのですが、アイガーとメンヒは姿をあらわし始めます。こうやって間近にアイガーを見ると凄い迫力で圧倒されます。

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アイガー(3970m)と登山鉄道

新田次郎の小説で読んだ「白い蜘蛛」が確認できたのには感動しました。これがここグリンデルワルトで見たかったものの1つです。あそこを乗り越えようとしてクライマーが何人も抜け出せなくなって、そして死んで行く。蜘蛛の巣にかかった蝶のように。そう、まさに白い蜘蛛の糸なのです。

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アイガー(3970m)北壁左上に有名な「白い蜘蛛」と恐れられる難所が見える(左上の白い部分)

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この日のアイガーは、頂上に薄っすら雲がかかっていた

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メンヒ(4099m)は名前から受ける印象通り(?)女性的で上品な感じ

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スイスアルプス グリンデルワルト3
6月19日
ユングフラウ4158m メンヒ 4099m アイガー 3970m - ベルナー・オーバーラント - 
Mt.Jungfrau, Mt.Monch, Mt.Eiger - Berner Oberland

ユングフラウヨッホ その1

グリンデルワルト三日目です。昨日とは打って変わって、天気は回復方向!早朝に部屋から見たアイガーには雲がありません。好調な滑り出し。よしよし。今日はユングフラウ登山鉄道に乗ってユングフラウヨッホを目指す予定なのです。「グッドモーニングチケット」とういう割引券を購入すれば、正午までに頂上駅にて下山列車に乗らなければならないとうい条件はありますが、ユングフラウ登山鉄道の正規料金の40%引きになるというのがガイドブックの情報でした。ともかく、朝5時半に起床して、朝食はホテルでとらないで、駅のチケット売り場へと急ぎます。

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6時半頃。駅には日本人の姿が多く見られます。皆さんの多くは、ツアーでここスイスへ来ているみたい。時間が限られているので、ユングフラウヨッホへの日帰りツアーなのかな。チケット売り場で、例のグッドモーニングチケットは制約があって購入せずに、スイスカードの50%割引で75スイスフラン(約6750円)にて乗車券を購入しました。プラットホームに出ると、登山電車が入って来ます。日本人団体客はそのうちの1車両貸切。さすが日本人パワーは未だ健在だと思いました。新田次郎の小説を手にしている方もいました。だいたい満席の登山鉄道がクライネシャイデックに向けて動き始めます。頂上の天気はどうなんだろう。それだけが気がかりでした。

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7時19分の始発だったのに、もうその頃には、雲がアイガーやヴェッターホルンといったグリンデルワルトの山々の頂上を隠し始めていました。不安が広がります。朝日に輝くアイガー北壁を登山列車の車窓から眺めているうちに、あっという間にクライネシャイデクに到着。ユングフラウヨッホまでの登山列車は、ハイシーズンでもないのに、意外と混雑していました。隣のシートに日本人の老夫婦が座り、間もなく日本人の女子二人が座りました。二人組は会社を退職しての三ヶ月ヨーロッパ放浪旅の真っ只中でした。この時もイタリアを経由してのスイス旅行中で、マッターホルンのあるツェルマット、ハイジの里のマイエンフェルトやサンモリッツといった要所となる都市を訪問するとのこと。一方の老夫婦は、ドイツからスイスへ入って来た、どうやらヨーロッパ旅行の玄人と見えました。自分も休みを使った一人旅行であることを話すと、すぐに打ち解けられました。

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アイガーグレッチャーを過ぎて、トンネルに入るとしばらくして二つの駅に到着します。アイガーヴァントとアイスメーア。トンネルは信じ難いのですが、アイガーとメンヒというアルプスの岩盤を掘ったもので、アイガーヴァント駅はアイガーの北壁から下を覗くことができて(上の写真)、アイガー北壁がほぼ垂直であることが分かります。これは凄い!小説で読んだあの北壁のまん中に自分がいる!!

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アイスメーア駅は、三山の裏側のアレッチ氷河を見ることができます。生まれて初めて間近で見た氷河は、動くことのない、とてもどっしりとした氷の塊であることが感じ取れました。白いというよりは、少し青白いと言った方が妥当かもしれません。ところどころ茶色がかっているところもあって、意外と綺麗な色ではないところもありました。ただその荘厳さははっきりと伝わって来ます。
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[グリンデルワルト

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スイスアルプス グリンデルワルト2
6月18日
アイガー 3970m - グリンデルワルト/ベルナー・オーバーラント -
Mt. Eiger - Grindelwald/Berner Oberland

ハイキングコース2~ クライネシャイデック → ブランデック

約1時間10分程歩くとクライネシャイデックへ到着。ここはユングフラウヨッホへの乗換駅です。日本人観光客がやたらと多いです。ラウターブルンネン方向から来た登山電車とグリンデルワルトから来た電車が、ここクライネシャイデックで合流します。ユングフラウヨッホを目指す人は、皆ここで乗り換えのために一旦下車することになります。あいにくやはり三山ははっきりと見えません。あきらめて日本人の方に写真をお願いしたりしました。この駅にはセルフサービスのカフェテリアがあるので、そこでくつろぐ人が多いのです。あと、その食糧をねらって黄色い口ばしを持ったカラス(?)が飛び交っています。こんな高いところで異様な光景ですね。

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そうこうしているうちに何とユングフラウとメンヒ(4099m)が一瞬顔を現しました。このグリンデルワルトで最初の御対面となったのですが、それはあっという間でした。彼女(ユングフラウ=若い乙女)らはとても気難しいのです。しかし午前中の雨を考えれば、これは劇的な対面とも言えます。拝めたことに感謝するのでありました。

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ユングフラウ(4158m)とメンヒ(4099m)との一瞬の出会い

さてこのクライネシャイデックからグリンデルワルトまでは、下り登山電車で一気に降りてしまうという手もあるのですが、それはもったいない。途中駅のアルピグレンやブランデックまでのハイキングルートを楽しむことを強くお勧めします。途中、黄色い花畑が延々と続いています。その景色はスイスの高原をイメージして来た日本人にはたまらないと思います。グリンデルワルトが何故日本人に人気があるのか分かるような気がします。あのハイジから連想されるスイスのイメージそのものなのです!

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途中、カウベルを鳴らす牛達にも出会いました。カウベルがカランカランと鳴り響き、アイガーから吹き降ろされるさわやかなそよ風を肌に感じると、これは現実の世界なのか夢を見ているのか分からなくなってしまいそうでした。やっぱりスイスにはこの景色が似合うと思いました。牛達は人に慣れているせいか、私が近づいても写真を接写しても全然動じません。

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放牧牛とグリンデルワルト

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のどかな光景

また右方向に視線を送ると相変わらずアイガー北壁が聳え立っています。この北壁には後にも触れますが、多くの登攀家(クライマー)を苦しめてきた歴史があります。日本人も例外ではなく、北壁に散った方がいます。日本人としてマッターホルン北壁初登攀を成し遂げ、その1週間後にここアイガー北壁で墜落死した渡辺恒明氏もそうです。ここグリンデルワルトはのどかなアルプスの高原の風景と、優雅でいて過酷なアイガー北壁という主役がどっしりと構えた村という表現ができます。

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魔のアイガー北壁

アルピグレン駅を悠々と見送ったものの、初日から少し張り切り過ぎて、下り坂で左膝を痛めてしまいました。グリンデルワルト駅まで歩くのはやむなくあきらめ、ブランデック駅にて下り列車に乗車しました。登山列車の途中駅は小さいながら、どの駅もレストランと宿舎を備えています。ハイキングに疲れた人、或いは登山者達を癒すそれらの設備の充実ぶりには感心させられます。少しづつ晴れ間からの日差しの当り始めたグリンデルワルトの村とヴェッターホルンがブランデック駅越しに見えました。朝の天気を考えれば、こんな素晴らしい景色を初日から見られるとは感動的です。ブランデックからグリンデルワルトまでは、その日後半のハイキングの足取りがおぼつかなかったこともあって、あっという間に感じました。

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くつろぐ牛達   登山鉄道

動画:グリンデルワルト
牛の動画(ベルがカランカランと鳴っててのどかですよ)

一日目は足を負傷するほどハイキングで張り切ってしまったのは反省点として、何とか雨も上がり、スイスの持つ独特の高原の雰囲気を味わうことができました。まずまずの初日だったと言えます。夕食は7時頃、駅近くのホテルのレストランにて仔牛のステーキを食べました。35スイスフラン(約3,150円)の割には、量が少なく味が薄く、また付け合せのライスがとても味気なかったのは期待はずれでしたが、とにかくお腹が減っていたのでバクバク食べてビールで流し込みました。ホテルに帰り、隣国のフランスで開催されているコンフェデ杯をTVで見ていると、ビールのアルコールが疲労にこたえたのか、いつの間にか夢の世界に引きずり込まれたのでした。

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ヴェッターホルンを眺める。手前がブランデック駅。
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[グリンデルワルト

thema:トレッキング - genre:趣味・実用


スイスアルプス グリンデルワルト1
NHKのヨーロッパアルプス・トレッキングの番組を見ていたらスイス一人旅がすごく懐かしくなりました。登山HPに載せていたものをこちらのBlogに移植しようと思いまして再編集しました。実はその時は途中で記事を書くのを止めてしまったので未完成版です。最後追記するかどうかは決めてません。昔の日記なので、表現がちょっと堅苦しくて、知識も浅くおかしなところ満載かもしれませんが、お許しを。

6月18日
アイガー 3970m - グリンデルワルト/ベルナー・オーバーラント - 
Mt. Eiger - Grindelwald/Berner Oberland

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ハイキングコース1~ メンリッヒェン → クライネシャイデック

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グリンデルワルトで迎える最初の朝は、雨の音で目が覚めました。静かな村では雨の音だけが期待も虚しくパラパラと鳴り響いています。ホテル・ユングフラウから見えるアイガーは、上半分が霧で覆われているようです。その霧は容易に消え去りそうにはなかったのですが、初日を雨で丸一日つぶすことだけは何とか避けたいという気持ちでした。頭は時差のせいでぼんやりしていましたが、体だけは動かしたくて妙に持て余している、そんな感覚です。アイガーを始めとする山の景色は望めなくてもいいから、ハイキング程度のことはできないものかなぁ。不安な旅行二日目の始まりとなりました。

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8時半頃にホテル1階の食堂にて朝食をとりました。二つ星ホテル・ユングフラウの朝食は、ビュッフェスタイルで、可もなく不可もなくといったところ。ただ、できれば温かいもの、例えばハムエッグなどが食べられれば大満足なのですが、そういったものはどうやら期待できなさそうです。コーンフレークを意外にも薄めの牛乳でかき混ぜてから流し込み、パンとハムを口にしてからコーヒーを飲みます。しばらくすると、アイガーをすっぽりと覆っていた不安定な雨雲が上昇し、若干薄らいだような気がしました。雨は確かに上がりかけています。これは最悪の事態は免れたかも?まずはほっとするのでした。

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今日は雨さえ降らなければそれでよしとします。予定では、グローセ・シャイデックか、フィルストからバッハアルプゼー経由でファウルホルン(2686m)登山というコースを考えていたのですが、この天気ではアイガーを始めとするベルナー・オーバーラントの山塊の景色は多分望めないので、こちらは後回しにしました。それよりも部屋のケーブルTVのお天気カメラ・チャンネルで見たメンリッヒェンの方が、視界も開けつつあって、良い選択なのではないかなと思いました。アイガー(3970m)やユングフラウ(4158m)に少しでも近づきたいという気持ちもありましたし。さっそくハイキングの支度をします。

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グリンデルワルト駅から15分程歩くと、途中登山電車の線路を渡ります。昨夜からの雨のためか白濁した川の流れは激しいです(白濁は氷河の細粒物質のため)。グルントというゴンドラ駅(GGM)があります。如何にもスキー用に作られたといった印象を受けますが、夏は観光用として盛んに利用されているようです。山頂駅までは30分程度かかりました。途中カウベルを鳴らしながら夢中で牧草を食べる牛の群れや、ゴンドラの支柱の下に隠れるマーモットを見かけました。私はこの旅行最初の動物との遭遇に興奮です。「スイスってこれ!」と叫びたくなったのですが、聞いてくれる相手は誰もいない。ここは一人旅の淋しいところだという当たり前のことに初めて気付いたのでした。

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山頂付近は期待に反して、ガスがかかり、視界不良。雨交じりの霧が立ち込めたため、一旦レストランにて昼食を取ることにします。ミートソースパスタを頼んだのですが、味はかなりしょっぱく、パスタは日本人の感覚だと茹で過ぎ。これは事前の情報通りだったので、特に驚きもありません。早々に食事を済ませると、人気ハイキングコースのクライネシャイデックまでの標識を頼りに歩き始めました。

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メンリッヒェンからの道のりは、ユングフラウを始めとする三峰とグリンデルワルトの眺めが素晴らしいとされています。ハイキングコースを進むにつれて、それらの山並みがぐんぐん迫ってくる、らしい。もちろん今日は、そういった景色は全く見えないのです。ただ、足元に目を向けるとまた違った楽しみが広がって来ます。黄色い花(ポテンティア・アウレア、セイヨウタンポポ)を始めとして、青い花、紫の花、赤い山つつじと様々。花畑のハイキング、これだけでも立派な、そして十分に贅沢なひとときを味わうことができました。目線を上に向ければ、真っ白な残雪や雪解け水によってできた滝なども随所に見られます。このコースは道がとても整備されています。しかも平坦なので、スニーカーでも歩くことができます。中には乳母車をひいている人もいるそう。それくらい一般的に人気のあるコースだということですね。山並みが見えないのは残念ですが、新鮮な空気を吸い、色とりどりの高山植物を見ながらのハイキングは、来た甲斐があったと感じさせてくれます。

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続く
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[グリンデルワルト

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